予防接種

狂犬病ワクチン・国内用製剤

このページは、ヒト(人)用狂犬病予防接種を解説しています。人間以外の動物用製剤に関しては、当院では対応できません。
海外渡航前の狂犬病予防(暴露前接種)には、輸入製剤を採用しています。詳しくは【狂犬病ワクチン輸入製剤】をご参照ください。

【製剤について】

乾燥組織培養不活化狂犬病ワクチン・ラビピュール筋注用
製造・販売元:グラクソ・スミスクライン

【接種対象者】

6ヶ月以上の小児・成人を対象とします。

【暴露後接種回数(国産製剤)】

4回接種法:0(接種部位を代えて、2箇所に1回ずつ、計2回),7,21日

5回接種法:0,3,7,14,28日

6回接種法:0,3,7,14,30,90日

曝露後(かまれた後)の接種(国産ワクチン製剤) 第1回目を0日として、以後、3日、7日、14日、30日、90日の計6回を予定します。

【国産製剤/曝露前(かまれる前)の接種】

接種日の目安:受傷日を第0日として、0,7,21(または28)日の3回

狂犬病危険地域(海外)にて 野生動物咬傷を受傷した方へ

狂犬病リスク地域(海外)での曝露後接種は、健康保険の対象となります。早急に対応いたしますので、ご来院ください。(予約不要)
渡航先で、既に曝露後接種を開始している方は、引き続き追加接種を予定いたします。ご連絡の上、ご来院ください。

狂犬病について

我が国では1957年(昭和32年)以降、狂犬病の国内感染はありません。しかし、アジア・アメリカ・アフリカ・中南米では狂犬病感染者の発生は継続しており、世界中で毎年数万人の命が失われています。
保菌動物として、全ての哺乳類が対象となります。イヌだけでなくネコ、キツネ、アライグマ、リス、コウモリも感染源として注意しなければなりません。リスなどの小動物は、かわいく 思わず手を出しそうになりますが、慎重な対応が必要です。動物を扱う業務や長期滞在時、医療機関のない地域への旅行など、狂犬病ワクチンをお勧めします。
補足:海外感染者の帰国後発症例が、1970年(S45)に1例、2006年(H18)に2例 報告されています。

【ご注意】 狂犬病ワクチン接種プランは、日本と諸外国では異なります。国内と国外で継続接種が必要な場合は、輸入製剤の方が海外では理解されやすく、接種プランのトラブルも回避可能です。
渡航先で野生動物と密に接触する可能性がある場合、滞在先で狂犬病ワクチンを速やかに接種できる施設が無い場合など、ハイリスクが予想される場合は、輸入狂犬病ワクチンを利用した暴露前接種をお勧めいたします。

妊娠中の予防接種・曝露後接種と曝露前接種

1:曝露後接種
狂犬病は、極めて危険な病気です。妊娠中であっても、狂犬病感染を疑う事故があった場合は、曝露後接種に対応いたします。
ワクチン接種前に、充分な問診・診察が必要となりますので、担当医にご相談の上、接種をご検討ください。

2:曝露前接種
狂犬病ワクチンは、不活化ワクチンです。妊娠・4ヶ月以上の妊産婦の方には、希望により対応いたします。ただし、特に推奨はいたしません。
妊娠期間中に リスクのある環境を選択することは、好ましいことではありません。感染危険地域への渡航・野性動物との接触は、ある程度個人の対応で回避可能です。妊娠・出産は、危険地域への入域より優先される要件と考えます。渡航計画に関して、慎重な対応をご熟慮ください。
海外居住の場合、野生動物に接近する(接近される)環境では、ハイリスクと考えられます。本疾患は、発症した場合 母子ともに生存の可能性はありません。狂犬病暴露を、個人的に回避できない可能性が高い場合のみ、狂犬病ワクチン接種を考えてみては いかがでしょうか。

【お願い】

予防接種のプランなどに関しての電話対応は、窓口業務の支障となります。
プランニングを含め ”電話による問合せ” には対応できません。
電子メールでご連絡ください。

ふたばクリニック 広瀬久人

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保険診療・自由診療(予防接種・診断書)ともに対応しております。
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