予防接種

狂犬病ワクチン・輸入製剤

  • 重要な周知事項
    このワクチンは、厚生省薬務局審査で承認されていない個人輸入ワクチンです。
    輸入ワクチン製剤を利用して副反応が生じた場合は、医薬品副作用被害者救済制度が利用できません。
  • 製剤について
    商品名:ChiroRab(Rabipurと同等製剤)
    製造元:CHIRON BEHRING

  • 製剤説明
    対象病原体:狂犬病ウイルス
    製品タイプ:不活化ワクチン
  • 接種対象者 月齢6ヶ月以上、小児・成人
  • 接種方法:輸入狂犬病ワクチンは、暴露前接種として対応いたします。
    (暴露後接種は、国内製剤ラブピュール/GSKで、対応いたします。)

    曝露前接種プラン(旅行出発前・受傷前の接種)

    第0日、第7日、第21日(21~28日)の3回を予定します

  • 追加接種:基礎接種3回が終了し、かつ長期免疫が必要な場合
    基礎接種(3回接種)完了後、1年後に4回目を追加し、以後5年ごとに1回づつの追加接種をお勧めいたします。
    抗体検査の追跡データから、この追加接種プランを継続することにより、有効な抗体価維持が可能であると報告されています。
  • 狂犬病免疫の評価に関して
    (極めて特殊な状況で、狂犬病のハイリスク環境に従事する場合)
    WHOでは、狂犬病の暴露環境下にあるハイリスク者には、下記のように定期的な中和抗体検査(血液検査)を推奨しています。
    リスクのある環境下で、中和抗体価が、0.5 IU/ml未満の場合は、早急な追加接種1回が推奨されています。

    付記:ハイリスク者とは、獣医師・自然保護監視員など狂犬病発生地域で "動物との接触"が避けれれない場合が、ハイリスクに該当します。
    日本人の一般的な海外滞在で”ハイリスクケース”に該当する場合は、ほとんどありません。

    ハイリスク者・常に狂犬病暴露の危険性がある場合

    (流行地域の獣医師、自然保護監視員など)
    6カ月ごとに狂犬病中和抗体検査(血液検査)を受ける。

  • 妊娠中の予防接種

    1:曝露前接種
    狂犬病ワクチンは、不活化ワクチンです。妊娠中の方も、希望があれば対応いたします。
    (強く推奨するわけではありません)
    妊娠期間中に、リスクある環境への渡航や、野性動物との接触は、ある程度個人の対応で回避可能です。
    妊娠期間中は、リスクある渡航よりも、安全を優先すべき状況と考えます。渡航計画に関して、慎重な対応をご検討ください。

    海外居住の場合、野生動物に接近する(接近される)環境では、リスクがあります。
    本疾患は、発症した場合 母子ともに生存の可能性はありません。狂犬病暴露を、個人的に回避できない可能性が高い場合、狂犬病ワクチン接種を考えてみてください。

    2:曝露後接種
    狂犬病は、極めて危険な病気です。妊娠中であっても、狂犬病感染を疑う事故があった場合は、曝露後接種に対応いたします。
    ワクチン接種前に、充分な問診・診察が必要となりますので、担当医にご相談の上、接種をご検討ください。
  • 授乳中の予防接種
    授乳中の接種に関しては、一般の不活化ワクチンと同様の対応を行います。
    当院では、希望のある場合に対応いたします。
  • 禁忌
    予防接種で過敏反応を起こしたことのある人
    有熱者、重症感染症罹患者
  • 海外で野生動物咬傷を受傷した方へ
    狂犬病リスク地域(海外)での曝露後接種は、健康保険治療の対象となります。早急に対応いたしますので、ご来院ください。(予約不要)
    渡航先で、既に曝露後接種を開始している方は、引き続き追加接種を予定いたします。ご連絡の上、ご来院ください。
  • 狂犬病について
    我が国では1957年(昭和32年)以降、狂犬病の国内感染はありません。
    しかし、アジア・アメリカ・アフリカ・中南米では狂犬病感染者の発生は継続しており、世界中で毎年数万人の命が失われています。

    保菌動物として、全ての哺乳類が対象となります。
    イヌだけでなくネコ、キツネ、アライグマ、リス、コウモリも感染源として注意しなければなりません。
    リスなどの小動物は、かわいく 思わず手を出しそうになりますが、慎重な対応が必要です。
    動物を扱う業務や長期滞在時、医療機関のない地域への旅行など、狂犬病ワクチンをお勧めします。
    補足:海外感染者の帰国後発症例が、1970年(S45)に1例、2006年(H18)に2例報告されています。

【お願い】
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