ワクチン接種/ユニバーサル Vs セレクティブ
昭和52年度から風疹ワクチンが定期予防接種となりました。
ワクチン制度の変遷が、非常に複雑で、わかりにくい状況です。
以下に、まとめてみました。
昭和52年風疹ワクチン定期予防接種化に関連する制度の変遷
- 1976(S51)年、風疹ワクチン任意接種が開始。
- 1977(S52)年8月から、女子中学生(1~3年生)を対象に、風疹ワクチン開始。
- 1989(H1)年4月から、生後12~72カ月児を対象に、 麻疹ワクチン定期接種時に麻しん・おたふくかぜ・風しん混合(MMR)ワクチンを選択が可能。
- 1993(H5)年4月、無菌性髄膜炎の多発によりMMRワクチンの接種自体が中止。
- 1995(H7)年4月から、生後12~90カ月までの男女全員を対象に、風疹ワクチン再開。
- 1995(H7)年4月以降、2003(H15)年9月30日までの経過措置として、中学生については男女とも対象に、風疹ワクチンを継続。
- 2001年11月から、 中学生の接種率が極めて低いため、 2003年9月30日までを期限として1979年4月2日~1987年10月1日までに生まれた男女全員を対象に、風疹ワクチンを継続。
- 2006(H18)年4月から、生後12~90カ月までの男女全員を対象に、麻疹風疹(MR)ワクチン開始。
わかりにくいので、平成25年度・満年齢とともに時系列表を作ってみました。
ご注意
- 年度途中での制度変更時は、該当年齢が異なる場合があります。
- 該当月齢の表記**~##とは、、**以上、##未満です。
- 昭和52年~62年度生まれの人は、該当者であっても接種率が低ことが指摘されています。
(周知が不足し、案内や予防接種票の配布もないため、制度を知らない人がほとんどでした)
ふたばクリニック 広瀬久人(2013.04.28)