B群髄膜炎菌ワクチン・Meningococcal-B serogroup
髄膜炎菌性髄膜炎ワクチンのタイプ
髄膜炎菌性髄膜炎ワクチンには、3タイプの製剤があります。
【4価/MenACWY(MCV4)】 【B群/MenB】 【5価/MenABCWY】
このページでは、【B群髄膜炎菌ワクチン/MenB】 に関して説明します。
【重要な周知事項】
Bexseroは輸入製剤であり、日本では
未承認
です。
Bexsero(輸入ワクチン)を利用して副反応が生じた場合は、医薬品副作用被害者救済制度が利用できません。
B群髄膜炎菌ワクチン
ワクチン名:Bexsero(輸入ワクチン) メーカー名:GSK
国内承認 :なし
B群髄膜炎菌ワクチンの接種目的・効果
B群髄膜炎菌感染症に対する感染免疫確保が接種目的です。
主に、留学時に必要となる予防接種です。
就学環境・寮生活など若年者の集団生活において、海外ではB群髄膜炎菌ワクチン接種を要請される場合があります。
対象年齢
10歳以上、25歳以下
接種間隔
3回接種法(留学時の接種など)
1~2ケ月間隔で2回接種。
6ヶ月後の3回目接種は留学先の判断に従ってください。
(6カ月以上先の出発であれば、「2回接種法/6カ月の間隔で2回接種」をご検討ください)
2回接種法(一般的な接種)
6ケ月(6カ月以上)間隔での2回接種。
妊娠中の予防接種
妊娠中の接種に関しては、安全性に関するデータがありません。
当院では、妊娠中の女性に対して接種は行いません。
授乳中の予防接種
授乳中の接種に関しては、一般の不活化ワクチンと同様の対応を行います。
当院では、希望のある場合に対応いたします。
【海外渡航時の髄膜炎菌感染症に関して】
髄膜炎菌性髄膜炎は、アフリカ北部・主にサハラ砂漠・北側の東西に長い帯状の地域で流行しています。流行リスク域内の人流は、メッカ巡礼を通じて接点の多い経路を含むため、世界中への拡散中心となります。
ヨーロッパ・アメリカ大陸諸国は、髄膜炎菌流行地域との交流が強く、髄膜炎菌性髄膜炎の予防接種が定期接種化されています。
髄膜炎菌性髄膜炎の好発年齢は、10~30歳台の比較的若い世代が中心です。特に、学生寮・兵舎などで発生する事例があり、集団生活前に予防接種を義務付けている場合もあります。
【英文接種証明書】
B群髄膜炎菌ワクチン接種証明書(英文)が必要な場合は、お申し出ください(文書料が、別途必要です)。
【お願い】
予防接種のプランなどに関しての電話対応は、窓口業務の支障となります。
プランニングを含め "電話による問合せ" には対応できません。
電子メール
でご連絡ください。
ふたばクリニック 広瀬久人